「Google Page Creator」、、、、、。巨神兵さんはどこへいくんだろう。

Google Page Creator。オンラインDreamweaverみたいなもんか。よくできてる。

もうね、言葉もないですよ。

数千人の超優秀な開発者たちが、業務時間の20%を使って(しかも査定に影響する)好きなものを競って作りあってる環境って、ほんとR30さんの言うように企業の内側にもういっこシリコンバレーつくっちゃったみたいなもんだ。

個人的には、Googleは「ひとりシリコンバレー」だと思う。梅田氏の本を読んで、ますますその意を強くした。社内に5000人ものPh.D取得者がいて研究開発を行っており、情報共有をしてイントラネット上で「順列組み合わせ」を試す。いけると直感したら小さなチームで猛スピードの開発を進め、それらの中から「マーケットにインパクトがありそうなもの」を順番に“上場”(サービスリリース)していく。


しかし、このスピード見てると、Googleがどうなっていくのかとか、なにを狙っているのかとか分析するのはもう無駄な気がしてきた。

とりあえず、人間がネットの向こう側にシフトさせてしまえる「行動」を全部おさえてしまえば、あとはいくらでも広告出せますよってことだろもういいよ。みたいな。

とりあえず猛烈な開発力と資金力を使って、ハズレも辞さずサービスを立ち上げ続ける最近の様子を見ていると、ナウシカの腐りかけた巨神兵を思い出す。クチ開けて「パウッ」みたいな。こえーよ。

統合の方向性はどっちだ?

あの力を、公共善と高利益の両立に向けて統合できる意思決定のシステムはどう作っていくんだろうか。どのタイミングでなにとなにを統合していくんだろうか。

これだけのポテンシャルを生かすには今のネット上の経済規模だけでは完全に不足な印象がある。

同じくR30さんの言だけれど「Web2.0の本質は、ネットのバックグラウンド化」という言葉があった。

きっと。

  • ネット上でのサービスの提供、データの収集。
  • 物理世界へのデータ、サービス提供

とをセットで見ないと、巨神兵は腐ったままだ。そのへんの方向性の決定を、巨神兵さんがどうやっているのか、激しく知りたい。