Google Baseは確かに先進的だが、Yahooはさらにそれを分散型でやろうとしているように見える。

MTの拡張フィールドプラグインの話題とYahoo!Structured Bloggingの話題がちょうどうまいことシンクロして出ている。

Structured Bloggingってのは、コンテンツのマークアップをもうちょい詳細にして、もっと有益な価値を自動的に生み出せるようにしましょう、って提案。

仕様とかはこのへん。http://structuredblogging.org/formats.php

正直「いちいちタグ書くなんて普通の人やんないだろ」って甘く見てた。

下は冒頭の記事で紹介されてるYahoo!Structured Bloggingの提案。

review / レビュー
events / イベント
audio / オーディオ

例えばイベントを選ぶとイベントの日付や名前やら写真やら文章やらを入力できる専用フォームが出てきます。投稿するとテンプレートに基づきページが作成され、またRSSも専用のエレメントが挿入されて表示されます。

これまで「みんな頑張ってメタデータ付与していきましょうね」ってレベルの話だったのを、プラグインという形で「簡単に」「共通のフォーマットで」実行できるように動いてきたってことだ。

とりあえずMovable TypeWordPressプラグインとしてリリースされる

これって、たぶんGoogle Baseが分散して存在するようなもんだ。 MTで拡張フィールド使うことで、よりデータベースとして価値が大きくなって、、みたいな。

Google Baseがデータを握っちまおうとするのに対し、Structured Blogging系は分散とシンジケーションでやろうとする。

個人的には後者のほうが好きだな。Google Baseは「うちと連携しないと痛い目見るよ」な姿勢だけど、Structured Bloggingならメタデータだけ自分に役立つように作っておけば後はデータを使いたい側が「あ、使わせていただいていいすか」みたいに勝手に連携部分作ってくれるみたいな。

踊らされてんだろうかオレ。まぁ、踊る阿呆に見る阿呆の公式だ。踊っとこう。

つっても実例考えないといまいちイメージしにくい。

例えば、商品レビューが分散するとはどういうことか。

例えばBlogに書こうとしているものがなにかのreviewだったら、Blogツールが自動的に☆いくつかってとこだけメタデータ付与してくれるものとする。ついでに商品のパーマリンクも自動的に検索して付与。これをアグリゲートすることで相当有益なレビュー集を作ることができる。

企業サイトの商品情報RSSと、CGMからアグリゲートしたメタデータ付ブログコンテンツを、商品のパーマリンクでマッチングさせて1ページに表示すれば、Amazon以外のデータをつかって、Amazon並みのことが簡単にできるようになる。

しかも可能性はAmazonの仕様に限定されない。

みたいなことをやっていきたいんじゃないかと思う。

Google Baseとの対比は上に書いたとおり、事業者の負担と自由度、ってとこに見える。

technoratiStructured Blogging側を支持するのは当然ですな。自社の可能性でかめのマーケット、当然Googleに持ってかれたくないだろうし。

、、んー。

なんかうまくまとまらない。だらだらとすみません。よく考えよう。