国内でもRSSのパーソナライズの事例が出てきた。

  • エイビーロードが旅行のテーマ別に好きなRSSだけを取得できるパーソナライズ機能を出している。
  • やっぱり旅行業界は個人のニーズが千差万別だけあって、パーソナライズ系の動きがはやい。
  • とりあえず妄想をこめて、「東京発-インド洋水上コテージの旅」と「東京発-南太平洋水上コテージの旅」とを選択してBloglinesに放り込んでみた。水上コテージでゆっくりしてぇw
  • 気になったこと
    • 「カスタマイズフィードを表示」とした時にポップアップしないでほしい
    • 内容を変更したい時はどうすればいいのか
パーソナライズのレイヤは今後の課題
  • しかし、「パーソナライズ」と言うのは簡単だけれど、それをどのレイヤがやるのかってのは課題だな。
  • RSSがユーザの頭脳に届くまでに通過しそうなレイヤ
    1. 情報源
    2. パブリッシャ
    3. 各種サービス
    4. リーダー
    5. 読み手
  • 例えば、パーソナライズをパブリッシャ側でやってしまうと、パーソナライズの内容変更時にWEBサイトにアクセスしなきゃなんない。これは、「情報源に対する全ての操作が手元で完結する」というRSSのメリットのひとつが失われる。
  • 一方、パーソナライズをリーダーもしくは読み手側に任せるってアプローチもある。要は、RSSを複数用意して好きなのだけ登録させるってことだけれども。
  • この形式であれば、内容の変更は自由自在だし、選択権は全て読み手に渡される。ただ、登録や内容の変更、削除がいちいちめんどくてそんな気軽にたくさん登録する気にはなんない。
  • 各種サービスってのは、RSSの再利用性を生かしたサービスが出てくることを想定してんだけど(バーティカルポータルとか?)、まだ様子がつかめない。有力プレーヤーもそろってない。(昨日Bloglinesにごちゃごちゃ言ったのはこれやんないのかな、ってことなんだけれども。)
  • これを、どのレイヤが担うべきかは、今後、各レイヤの発達がどうなるかによるだろう。現時点じゃなんとも言えないな。
  • いずれにしても下記の日記でも書いたように、RSSで手元に届く情報は、できるだけ粒度が小さい方がいい。

事例:英国の旅行代理店が配信する、出発地-目的地ごとの格安旅行券フィード

  • それを考えるとパーソナライズの流れは望ましいもんなんだと思う。