紙媒体の雑誌も、記事単位でPermalinkを用意すべきではないのか?

梅田さんの記事の比喩を読んで、連想した。

ブックマークを一生懸命作ることは、インターネット上の厖大なコンテンツを自由に使って、一人で雑誌の目次を編集することに似ている。そしてそれらがネット上で他者のブックマークと結びつくことで、全く新しい発見がある。「お気に入り」機能で集積されれば、自分と同じような関心を持つ人々を巻き込んでの「専門誌」化。ここまでは「マイマガジン」だ。しかし、ブックマークの集合知・群集知(Wisdom of Crowds)、つまり不特定多数のブックマークが「人気エントリー」「注目エントリー」として集積されると、意外性をもきちんと含んだ「一般誌」化していくのである。

コンテンツの伝播には「一意なURIPermalink」が必要

昨日の記事とも絡むが、コンテンツ伝播には他のツールに取り込まれる、言及してもらうことが必要だ。それには、一意なURIPermalinkが必須になる。

翻って紙媒体の雑誌はこの流れと無縁でいられるのか?

ネットを通じた情報流通、特にweb2.0と総称されるツール類によるもの、が一般化するとき、人々の情報収集や交換の経路としてネットは無視できなくなる。

紙媒体の雑誌も、それ利用できるんじゃないの?

とすれば、紙媒体の雑誌も、記事単位でPermalinkを準備し(時にトラックバックなどの仕組みを実装することで)、SBMやBlog、オンラインのトラフィックを、紙媒体の雑誌の評価向上に利用することができるんじゃないのか?

今でも、雑誌の「号」単位でページを用意している雑誌は多い。

しかし、雑誌の記事の内容に言及するときは、参照したいのは、「号」の単位ではなく、記事の単位だ。

紙媒体の雑誌も、概要をRSS化してネットで配布し、記事ごとにPermalinkトラックバックの仕組みを作ることで、オンラインのトラフィックをより一層有効に知名度向上等に活用できるようになるんじゃないだろうか。