RSS+SBM+BLOGが、情報出力プロセスを大幅に効率化。さらにメタ情報付で


SBMとかのツールと、アグリゲータの関係。

各種ツールで情報出力のスピードが大幅に向上

RSSSBM+BLOGなどの個人向け情報整理ツールにより、情報Inputからoutputまでの作業が大幅に効率化された。これ、記者を派遣して、識者コメントを取って、取材ノート作って、記事書いて編集に渡して、印刷所に回して、流通に載せて、、、ってやるのはマスメディアのような資本力のある主体にしかできない作業。

それがたぶん、おれのような一般人でも、情報収集から出版までにかかる時間は数十分から数時間。

訓練されたマスメディアとは大きな差があるけれども、この程度の中程度に解釈された情報(≒blogエントリ)の質と量はたぶん爆発的に増えた。


個人向け情報整理解釈ツールのなかでSBMが担う役割

[R30]メディアビジネスのバリューチェーン(その1)によれば、


インターネット(とGoogleとブログ)が出現すると、これとはまったく違う情報エントロピー生成のプロセスが起こるようになった。ネット上では積極思考のユーザーだけが集まって、投げ出された1次情報をよってたかって整理し、思考の枠組みを持ち寄り、そして議論の末いくつかの解釈を生み出す。このプロセスが、場合によってはマスコミよりも早く行われるようになった。時には1次情報の収集もマスコミより早かったりするから、その解釈のスピードもマスコミよりもっと速くなる。

blogがあるだけでこのプロセスが起る。これにSBMが加わることで、街頭インタビューや識者コメントの収集にあたる部分のプロセスが自動化されて、さらに情報収集と解釈のスピードは高まる


個人の情報整理解釈プロセスと、メタ情報の関係

そして、ここにblogやSBMなどが絡んでいることのポイントは、出力される情報にメタ情報が付加されるようになり、情報の活用価値があがったことだ。これがblog時代がHTML-ホームページ時代と大きく違う部分。

BlogやSNSRSSソーシャルブックマークによって出力される情報は、多くの場合、誰がなんのテーマについて書いたのか、というメタ情報が含まれている。

このメタ情報を鍵に自動的に情報の複雑性を縮減することができれば、情報の出現や伝播とほぼ同時に、かつ極めて低コストで情報を適切にまとめることができる。これが成功すれば、その価値は非常に大きい。



HTMLの時代は

  • 被リンク数による重み付け(Google
  • 被リンククラスターによる重み付け(askjeevs)

だけが有効であったが、いま、各アグリゲーター

  • タグ、キーワード付加による重み付け(del.icio.us
  • ブックマーク人数付加による重み付け(はてなブックマーク
  • 位置情報による重み付け(GoogleMaps)
  • SNSによる重み付け (Rojo)
  • クリック数による重み付け(adsense、キーワード広告)

など、さまざまな重み付けに取り組んでいる。
これはメタ情報によって実現が可能になった、上図の網かけ部分の価値、不特定多数が猛烈な勢いでアウトプットした/しつつある情報を、瞬時に解釈整理して提供するという価値、を誰が一番上手く実現するかという競争にほかならない。