folksonomy(≒タグ機能)の実例

いちばん有名なデリシャスに関しては、単純に下記を見るとなにがおこっているのかわかる。
http://del.icio.us/popular/blog

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ひとつのドキュメント(=URL)に、みんなでどんどん単語を付けてく。
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それぞれの単語の量で、文書の特徴がわかる
 ↓
みんなが使う文書は、単語の量がおおい。
 :
単語で検索すると、みんなが使う文書が上位に来る

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folksonomy(≒タグ機能)とスパムの関係

で、普通だったら誰でも情報編集できるようにするとSPAMがおこる。悪意排除が必要。

でもソーシャルタグにすると、

善意の入力者の数 > 悪意の入力者の数

になるため、タグの数で重み付けを行える。それがいまのタギングの悪意排除の仕組み。

◇強み弱み分析

Grassroots Cooperative Categorization Of Digital Content Assets:
Folksonomies, What They Are, Why They Work

  • 大意
    • これまでの情報分類アプローチ
      • 専門家による分類/定義 (恣意性、高コスト)
      • 書き手による分類/定義 (恣意性、不確実性)
    • 代替案としての「利用者による定義」(≒タグetc)
    • デリシャスとフリッカーの事例
    • タギングの弱点
      • 同義語、複数語、曖昧さ、利用者語彙の多様性
    • タギングの強み

↑(「rss tagging」で検索してみつけた。)
↑(追記:つーかgoodpicで同トピックとりあげてるじゃねーかよ、、)

つーか弱点?のとこに、「利用者の語彙が多様」ってのがある。

特定語彙の持ち主にとって、他の語彙の持ち主が投稿した情報はノイズだから。(実際いまは英日中が混在しててみにくい。)

それを避けるために、タギングは言語によって完全に島化するはずだ。

ってことはつまり早晩、日本語版と英語版のように各言語版を分ける必要が出てくるんだろう。

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つーか「del.icio.us 資本」で検索すると中国語のサイトも結構ヒットするな、、。

はてなで検索すると色んな関連ツールがあるのがわかる。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/del%2eicio%2eus

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rojoの方がおもろそう。

loglinesのようなオンライン型フィード・リーダーとdel.icio.usのようなウェブ上の興味あるコンテンツを享有するソーシャル・ネットワーク・サービスを組み合わせたもの。

http://www.rojo.com/