RSSフィードは、購読モデルだけじゃなくて、「あるコンテンツ群」の見出しと概要をどうとでも料理できるようになるということが本質
社内なんだか社外なんだか。同僚ブログに突っ込み。
RSS って何に使えばいいのかな?
「特価情報とかクーポン情報が着いたセールス情報を受け取りたいな。」
「楽天のメルマガ読めば?」
「駄目だよ、メールアドレスは友達以外に教えちゃいけないんだ!犯罪に巻き込まれたらどうするんだい?」
「大げさだな。じゃあ、RSS を購読すればいいじゃないか。あれなら何かに登録する必要はないよ。」
「RSS ってなんだい?それに購読?僕は離島に済んでいるけど、ちゃんと届くのかい?」
「宅配便で届ける訳じゃないよ、インターネットで受け取るんだ。」
(RSS 講義中。コーヒーブレイクを数回。)
「分からないよ。なんで専用のソフトをインストールしなきゃいけないのさ。ユーザー登録?だから嫌だって。」
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(以下略)
RSSって、「専用リーダー」で人が読むってところからいまくらいの認知まで普及したから。ついついそっちをメインに考えがちだし、おれもついついそういうところから考えはじめた。
けれど、RSSが拓く可能性というのは、エンドユーザが更新コンテンツを直接読めるようになるということだけではなくて、「あるコンテンツ群」の見出しと概要をどうとでも料理できるようになるということが本質で、前者はそのなかのごく一部、なんじゃないだろうかな。
たとえばよ。身の回りでRSSつかってるとこって、おれが思いつく範囲であげても、リーダで読んでるだけじゃない。
- RSS用途
とか、すでに「直接読むだけ」じゃなくて多様化してんだよね。別にRSSよりJSON?とかのほうがつかいやすいのであればそれでもいいと思うんだ。要は、コンテンツ群のメタデータが外部から利用できるようになることが大事なだけで。「リッチ・サイト・サマリ」でもあるんだし。
特に、WEBサイト上のナビゲーションの一部につかっていく方向性ってのは、いろいろあるよね。
- 特定の記事ページAがあるとする
- 記事ページAは、RSSフィードB内でアイテムになっている
- 記事ページAだけの関連情報(ブログ引用とかTBとかはてなBとか)は少ないかもしれないけど、RSSフィードBを「コンテンツ群」と考えれば料理の幅は広がる
とかね。うまくいえないけど伝わるだろうか。
だからまずはいろんなものが「RSS」でも表現できるようになる、ってことが大事で、その料理法はもっと想像の翼の世界なんじゃないかと思うわけ。
ついでに。エンドユーザーの直接購読モデルって、RSSリーダーなんてそのうち勝手に普通の人がまったく意識しないレベルで普及するんだから、いま心配しなくてもいいじゃないかなホリイケ。