投資家向けのRSSリーダーは、リアルタイム性が高くないと困りますよね

isologueさんのところで、東証決算短信XBRLデータ試験公開についてのエントリがあがっている。

例えばパソコンのスクリーンセーバーや常駐ソフトにRSSリーダーの機能が組み込まれていれば、投資家は自分の興味ある会社や業種の発表を「リアルタイム」に「直接」知ることができるわけですから、投資家層や金融ビジネス関係者に、RSSリーダー機能を持ったスクリーンセーバーや常駐ソフトが爆発的に普及するのはほぼ確実かと。

上記が達成されれば理論的には、投資家はプレスリリース出た瞬間にそれを知ることが可能になりますね。XBRLについては残念ながら詳しくないが、IR系情報のRSS化についてはすでに比較的ニーズの高いところと思う。

例えば、

  • 新着のリリースなど
    • RSSティッカー
  • 新着情報のうち財務情報

のデスクトップツールくらいなら作れそうだけれども。誤動作したらとか考えるとなんか怖いな。

それから重要なのがリアルタイム性の問題。

先日書いたように(「 RSSはどの程度の情報鮮度が必要とされるコンテンツに向いているか?」)チェック頻度とキャッシュされたコンテンツの扱いの問題で、現在のRSSリーダーではなかなか対応できなさそう。トラフィックを考えるとチェック頻度を10回/1分とかにしたものを大量配布するわけにもいかず、、、(それじゃDOSそのものだ)。こういうところがP2Pの出番なんだろうか。昨年メディアパブさんところで出てたこの話を思い出す。

多くのユーザーを抱えるRSS配信パブリッシャーにとって心配なことは,トラフィックが急増しうまく対応できなくなることだ。ユーザーとのpingのやりとりが集中するからだ。その解決にP2PRSSを配信すれば,トラフィックを分散できる。

まあなんにしても正直、自分が株やらないのでなにをどうすればおもしろいのやらのアタリがつかない。

とりあえず元エントリに刺激されて「マインドが高まって」みましたということで。

追記:

HepCatさんのところでRSSP2Pでの流通について考察されていた。

Pure P2Pネットワークを利用した情報の流通を少し考えてみる。〜中略〜

さらに、RSSAtom形式のデータだけでなく、同じような他のXMLで標準化されたデータも流通させることにより、様々な"特定"用途に用いる事が可能となる。WWWから独立した新たなプラットフォームとなる可能性も秘めている(*3)。

この方の感受性ってすごいなといつも思います。おれがなんかニュース見て「あーこれがこーなるとこーいうのが問題になりそうだなー」とかって考えると、HepCatさんのところで1年前くらいに検討済みだったりすることがちょこちょこある。勉強させてもらっておりますm(_ _)m

追記2:

XBRLについては下記のエントリがわかりやすかったです。Google検索すれば一発ですが。

財務情報を記述するための国際的な標準仕様が「XBRL(eXtensible Business Reporting Language)」である。〜中略〜

XBRLの構造は、図に示すように「インスタンス文書」と「タクソノミー文書」に分かれている。インスタンス文書とは、売上高や経常利益といったデータそのものを記した、財務情報の本体である。一方のタクソノミー文書は、勘定科目名や各情報の表示方法、計算方法などを定義したものだ。

ASTERIAすげー。

追記3

めっちゃすばやくTBいただいた。

頻繁なトレーディングを行わないのであれば、それほどリアルタイム性は必要とされません。

なるほど。ありがとうございます。なんかチャートでテクニカルでデイトレな人ばっかり頭にうかんでました。

あと、そもそもの話ですが、会社のファンダメンタルはそんなひょこひょこと急には変わりません。

XBRLが必要なのはたまーにで、ティッカー的に新着ほしいのはIR寄りのプレスリリース等。っていう理解で大丈夫なんだろうか、、。ちょっとお勉強しますです、、。

ありがとうございますm(_ _)m