米Yahooが示す映像コンテンツの未来。短くわかりやすく。

Yahooの映像コンテンツ絡みのニュースをとりあげて、readwritewebさんがおもしろい引用をしている。

要は、WEB向けの映像は、従来のTV向けの映像とは違うという話だ。

The most interesting part of this news for me is how tv production for the Web is different than traditional 20th century television. As Ira Kurgan, chief business officer for Yahoo's media group, noted in the SF Gate story: most original tv programming on the Yahoo portal "will be in short form, in bites of only a few minutes, which makes them quick to download and more digestible for people who are multi-tasking."

  • PCの前のマルチタスク人間に見てもらうために
    • よりダウンロードしやすく
    • よりわかりやすい

なっている必要があるとのこと。

ちなみに表題で引用しているコンテンツは「決まった予算でリフォーム対決して、ネットで投票して勝ち負け」みたいなコンテンツらしい。

短くってことで考えてみると、たとえばこんな感じ?

  • 映画だったら予告編?
  • サッカーだったらハイライト
  • 格闘技もハイライト
  • 料理もレシピのハイライト
  • 音楽だったら、、サビ部分の映像? それともメイキング?
  • お笑いだったらコント(漫才?なんていうのあれ?)部分だけ

うむ。上の例は貧困な発想ですみませんが、確かにハイライトで見たい。TVとか「さっさと見せろよ」と思うこと多々あるし。*1

WEBで見てもらう(引用してもらう、ソーシャルブックマークしてもらう)、つまりアテンションを集めるためには、CM見せるためにながなが引っ張るTVの手法とは逆のことが必要なんだろう。

同じ映像コンテンツでも

  • 時間を潰すためのコンテンツ

  • 見たいから見るコンテンツ

にわかれるってことだろう。現状前者だとして、後者にシフトするともいえる。

そして「見たいから見る」コンテンツにしても、「とりあえずWEBで広く浅く」と「ホームシアターや映画館でじっくり体験」みたいに分化するはず。

どうアテンションを集めて、どこでお金にするか、いろんな戦略が出てきそうで面白いな。例のロナウジーニョのスーパームービーにしても、ばらまいてアテンションを集める機能をもっているわけで、あれをコンテンツとして課金するわけじゃないし。

*1:が。それでもおれはPCでは見ないだろうけれど。ipodに簡単にダウンロードできればいつか見るかも。くらいに関与度が低い。