CGMと企業の情報をマッチングする

近江商人さんところで、CGMと企業の情報のマッチングについて少しネタがでていた。

「ブロガーから提供されるユーザー主体の情報と、企業側から提供される商品情報もしくは、既存のメディアが提供する情報を緩やかに融合していくこと」を実体化するためには、ユーザー主体の情報に商品情報と紐つけるためのメタ情報が埋め込まれていることが必要です。

これに対して、現在のブログ、すなわち自己発生的でフリーフォーマットのCGMを対象にするにはFolksonomyによるタグ付け・意味付けの蓄積かとてつもないコンテクストマッチング技術(要は文章の意味を読み解いてこれが何の商品に紐つくかを見つけてくれるエンジン)が必要になります。

文章解析してやるアプローチは長年研究されてきている(おれが大学生の頃にも「文章意味解析エンジン研究します!」みたいな話はゴロゴロあった。、、ネットバブルだったしな。)がいまいち決定的なものが出ない気がする。しかも、Googleアドセンスと同じ土俵での勝負になる気もするし?。

近江商人さんは、それ以外の選択肢として「Folksonomyによるタグ付け・意味付け」をあげてるけれども、最近の印象ではTechnoratiみたいな「Permalinkに対する被言及」もなんか組み合わせによってはそこそこつかえる気がしてる。

memeorandumみたいに、「人力で抽出範囲を限定して、さらに被言及でランク付け」とか。BloglinesとかFeedburnerみたいな購読者数のDBもってるところと組んで、「購読者の多いFEEDのなかで、被言及でランク付け」とか。

でも、CGM側がPermalinkに言及しないとだめなんだよなー。タグ付けよりもさらに要リテラシになっちゃう、、。どんなもんだろう。いまんとこまぁいけそうな気もするけれど。

名前のインパクトでついついあんま詳しく見てなかったけれど、確かにそう言われてみれば、カカクコムとぴあとtechnoratiってのは組み合わせ的にはかなりおもしろいですね。

余談

ソーシャルブックマークについては、ブラウザの標準のブックマークがソーシャルになれば、特定コミュニティと関係ない一般人からのデータもひろえそう。フォルダ名が自動的にタグとみなされるようになればいいんだし。

ついでにいえばブックマークサービスがたくさん出てくると、まとめて投稿するツールがほしい。はてなdel.icio.usとYahooMyWeb2.0とECナビと、、、どっかだけにデータを限定する必然性はないんだし。