Google Baseってなんなんだろう。「情報のサプライチェーン」?
Web上にデータベースを、、みたいなのはなんか結構あるな気がするし、なんでいまさらGoogleがそんなことやろうとしてるのかわからなかった。
Zopeジャンキー日記さんのエントリいくつか読んで、なんとなく。イメージが湧いた。ような気がする。
Google Baseによって、例えば「本の書評」といったデータを、Web上にそのまま置けるようになる。
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このように、Google Baseはいわゆる「Web API」のレベルを超えて、「データそのもの」をWebに置けるようにする仕組みだ。「サービスの向こう側」にあるデータをWeb APIを通じて取るのではなく、「データそのもの」が取れるようになる。
Google Baseは、「ユニバーサルCMS」 だ。
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そこには、どんなコンテンツでもアップできる。そんなことはブログでもできるじゃないか、という人がいるかもしれない。
そうではない。ブログでは、「ブログエントリ」という1種類の型(スキーマ)のコンテンツしか入れられないのだ。Google Baseは「ユニバーサルCMS」なので、その型自体を好きなように定義できる。
どんなコンテンツでも、それにピッタリの型を作って、Webにのせられるのだ。
いまあるもので近いのはやっぱりAmazonかな?
はてなでは
asin:123456798
みたいな記法でAmazonのデータを簡単に呼び出せる。
そのことで
↓↑
- 機能:はてな
- 機能とUIを提供する
- コンテンツを得られる
↓↑
- プレゼン:ユーザ
- かんたんに見栄えのいいBlogがかける
みたいな関係ができる。
これのAmazonの位置にはいるということかね。
データ提供者は基本データについてはオープンであることを強いられるから、他者のデータを読んで、自社のデータや機能をくっつけてまたデータを提供する、みたいなプレーヤも出てくるだろう。(Google自体もAmazonから基礎データ読んだりしそうだし。)
APIの付加価値競争みたいになるのか。なるのかな? おもしろー。
追記:
ネットによって情報のサプライチェーンが構築されていると考えて、自社で全部担おうとするのではなく、チェーン全体の最適化を考えられる時代になったということだと言えるのかもしれない。*1 こっちの方が応用が利く考え方っぽいな。アフィリエイトとかAdsenseとか全部同じ考えかただものな。
追記:
バ、バリューチェーンって言えば正しいのかな、、。いい加減なこといってばっかりだ俺orz