企業におけるRSS利用のアイディア

思いつきで列挙してみる。

• 対　競合/市場
  • 主に動向調査に使える。
    • 競合企業のRSSを購読
    • 競合企業のサイトに「なんでもRSS」的なものを仕掛けて情報収集
    • 商材名をキーワードとして含むRSSを購読（SBM、RSS検索など）

• 対　顧客
  • 主に顧客への情報通知に使える。RSSの対メールの優位性はHTMLメールマーケティングガイド「企業が「RSS」に注目すべき３つの理由」参照。
    • ステークホルダーとのプロジェクト最新情報の共有
    • 販売促進などにおける顧客への企業メッセージ伝達
    • IRやプレスリリースの利便性向上
    • 社長blog等でブランドやコーポレートメッセージの強化を図る
    • 社長blog等で顧客のレスポンスを探る
    • 販売店向けに最新の商品情報を共有する。

• 対　自社
  • 主に社内コミュニケーションの統合に使える。
    • 社内の日報Blogの情報共有（読む読まないは個人任せ）
    • 社内告知の一本化（アナログなツールでは掲示板に相当？）
    • 版管理が必要な文書の最新版通知（社内マニュアルとか、価格表とか、規定類とか）

追加アイディア

• 外部の動向調査で収集した情報のうち、特に社内に通知する必要性を感じたものについては直接社内情報共有チャネルにのせる、みたいな使い方もできる。（いまおれが勤めてる会社では、ニュースクリップ好きなスタッフのはてなブックマークRSSを社内日報blogのサイドバーに載せて簡易に実現してる。）

• 対顧客でプロジェクトごとのRSSの例だと、プロジェクト用のwikiのRSSとかが使える。（おれが勤めてる会社では、pukiwikiを使っていてあまりうまくrss化する部分のコントロールができていないので、間に、自社のサービスであるRSSsuite{認証や編集機能を持つ}をかまして代理店ごとにカスタマイズした情報を流せるようにしている。）

現在足りないもの

企業内の情報をRSSフォーマットにのせるには、リーダーがセキュアにできることが必要だ。オンラインリーダーの多くはプライベートな情報の読み取りへの配慮が少ないため、現在は秘密にしたい情報はオンラインリーダーには読ませられない。

それからRSSの側の読み取り認証機能も、現在では簡易に使えるのがベーシック認証程度しかなくて、ちと不安。