ブラジル戦の失点

一失点目について。

この場面のアレックスは誠に気の毒だった。ロビーニョについていけば、後方から進出してくる選手をカバーできない。おそらく苦渋の選択として、ロビーニョを見送ったのだろうが、結果論として全くのフリーとなったロビーニョを呆然と見送る事になった。

あそこでロビーニョについていった場合、より危険な、ゴール正面のエリアで後方から進出してきた相手選手がフリーになってしまう。それに比べればロビーニョが進出したエリアはゴールに対して角度があり、比較すれば危険度は低い。アレックスの選択は正しかった、と思う。1失点目は、ボールを奪われた時点でファールでもなんでもして止めなければいけなかった。

二失点目について。

ロビーニョが容易に抜け出した事に関しては、日本の守備網全体への課題。中でも、加地があそこまで簡単に抜かれてしまってはいかんだろう。

個人的には、その前の中田と福西が門になってしまい、間を通されてバイタルエリアを使われたポイントに注目したい。

ルーズボールを拾って前進する相手選手を福西が追う形、中田が迎える形で守っていたが、その間を通された。あれは、中田が中のパスコースを切らなければダメだった、と思う。そうすればブラジルにバイタルエリアを使われることはなく、より優位な形で守備体制を構築できたはずだ。

とか偉そうですが、素晴らしい試合でした。選手監督サポーターの皆さま、おつかれさまでした。あんな試合をテレビのこちら側にいるおれが楽しめるのは全部あなたがたのおかげです。ありがとうm(_ _)m