ロイター通信のマーケティング部門トップが語る、消費者向けRSSの未来像

非常に有益なレポート。米で行われている大規模なRSSマーケティングカンファレンスのレポート。

RSSマーケティングガイド: 出版社にとってのWebシンディケーション

1. EASY
消費者がRSSフィードRSSリーダーに登録するだけで簡単に最新ニュースが読める、と言うRSSの利便性。


2. PROMISCUOUS
消費者が自由に受け取る情報を選択できる。従来の情報発信側が情報発信を通じて読者を獲得していく、と言う「OWN CONSUMERS」と言う考えは通用しない。消費者は自由に好きな情報を選択し、独自に整理して受信する。これを理解した上で情報発信する必要がある。、
※「PROMISCUOUS」(プロミスキュアス)日本語で言うと「無差別」でしたっけ。


3. PAY AS YOU WANT
RSSによる新たな収益モデルができる。RSSフィードを有料配信することも可能、広告付きで無料配信することも可能。読者層が大きい場合は、広告付きで無料の方がいいかもしれないし、読者層が狭くそもそも広告を取るのが難しい場合は内容を濃くして有料配信がいいかもしれない。


4. MULTIMEDIA
現状のテキストベースだけのRSSでは絶対に消費者は満足しない。画像、映像、音(すでにポッドキャスティングで始まっているが)などもRSSに統合されていかなければRSSは消費者ニーズに答えきれずメインストリームになれない。


5, SKEPTICAL
情報発信社から発信される情報に対して消費者はより懐疑的になっている。誰でもブログなどで情報発信でき、情報量が増えていると言うこともあるが、同時にあるニュース情報に対して皆が意見を発信することができ、大手メディアが発信する情報を鵜呑みにしてもらえる時代ではない。