Blogにおける関連情報提示は、個人ではなくシステムが担当すべき部分と思う

「Blogはフロー。Wikiはストック」という話に「前からあった議論じゃね?」とid:otsuneさんがツッコミ。

なんだかm.e.s.h.のmyojin氏が「blog創世記はmesh抜きでは語れないような…」と、今までのWeb歴史をすっかり無視して宣言したときのようなビックリ感覚をもった。(まぁmojix氏も過去にそのネタを提唱した人がいたら参考リンクするとblogエントリーとしての情報価値が高まると思う。だって実際に歴史のつながりがmojix氏のところで切れちゃったじゃない?)

覚えてたら言及すればいいし、覚えてなかったら別にそんなに「既出だから書いちゃダメかな」とか「調べないと」とか思わなくていいんじゃないかと思う。そんなん堅苦しいし。

同じ「過去の言論に言及しないエントリ」であっても、「mesh」については失笑という評価が、mojix氏のエントリについては「納得感がある」という評価がついたはず。おれは「比喩」が素敵だ、と思った。個人のBlogについては、そういうもんでいいんだと思う。その意味でむしろそこでその比較が出るほうに違和感(笑)

むしろキーワードで、同エントリを特徴付ける単語として「Blog」「Wiki」「フロー」「ストック」抜くのは難しくないんだから、サーチやレコメンデーションなんかの情報システムが同エントリを歴史と関連付ける役割を担うべきなんじゃないか。

そんな意味でid:otsuneさんのエントリは、「(古いものにも)URLに対するメタデータを増やせ」と読むべきであって、「Blogのエントリ時には、過去資料にあたって、関連情報に言及すべき(義務)」とは読みたくないなぁ、と思いました。後者は「やったら感謝される」ものであって「やらないことを批判される」べきものではないはず。id:otsuneさんがmojixさんを批判してるという意味でなく一般論として。

個人的にはソーシャルブックマークサービスは始まったばかりで、2005年以前の良いコンテンツがブックマークされていないと思う。だから既出を恐れずに、すでに当たり前に成ったような話でも「これは良い」と思ったらどんどんブックマークすることにしたほうがいいと思う。

だって実際にmojix氏のZopeジャンキー日記 :ブログはフロー、Wikiはストックを新鮮に感じたという実例があるわけじゃない。もっとガンガン古くても良いurlを「発掘」しちゃいましょう。

ってところが大事。

追記

なんか書いてるうちに趣旨が変になった。どうやって個人のつぶやきを歴史と関連づけるか考えた方がおもしろい、と思ってタイトルつけたのに、、。集合的無意識をある程度顕在化できる仕組み=Google世界政府論。

集合的無意識のメタファとして、雲、TagCloudってのはおもしろかった。そうすると大規模にそれをやろうとしているYahooSeachのタグ関連機能も世界政府か?

そういえば、政策論争についてITの力を生かすべき時は遠くないと思う。URLに対するタグで、賛成(for)と反対(against)を特別な値としてもてたらいいのに。変な統計とかに利用されるかな? まぁでも政策決定に使うには悪用の可能性をゼロにしないといけないから超高コスト。アメリカの電子投票とかつくづくあぶねーと思う。エビデンス考えると匿名じゃ無理だなー。そういや最近日本でも匿名とかそんな議論もあったなー。匿名のインターネットと個人とヒモづいたインターネットとが共存すればいいのに。

ところではてなアイディアの市場化は正しいアプローチなのか。そういえば政策の市場化というツールあったような。アメリカの大学の研究室だっけ?、、、、

ああグダグダ。

追々記

物理タギング

これらは古くストリートギャングなどの縄張りの誇示に用いられたマーク(デザイン化された英単語や共通した様式を持つイラスト等)を指すが、近年では意味の無い単なる落書き化やファッション化が激しく、個人的な存在主張の発露・低年齢化の傾向も感じさせる。

仮想市場。どっちかっつーと証券市場使って未来予測してるだけで、意思決定に使う感じじゃないな。

インターネット上に仮想的な証券市場を作り、専門家たちにいわば「未来の出来事」を売買させることで、より正確な予測を得ようというオンライン予測システムがある。